GUKJ2018

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発売前から何かと話題になっていたGUとキム・ジョーンズのコラボ、略称GUKJ。近年、あっちもこっちもコラボコラボで食傷気味、「コラボすりゃいいってもんじゃないぞ」と苦々しく思うひとであっても、元・ルイ・ヴィトンのメンズ・クリエイティヴ・ディレクターで次期ディオール・オムのメンズ・クリエイティヴ・ディレクター就任がつい先日発表されたばかりのキム・ジョーンズが、UNIQLOならいざ知らずGUとタッグを組むというニュースには驚いたのではないか。山本耀司がしまむらと手を組むくらいのインパクトがある。


ドーバーストリートマーケットでのトリプルコラボアイテムの先行発売を経て321日の祝日に全アイテムが発売されたが、オンラインストアでは主要アイテムは瞬殺で完売だったらしい(目撃したわけではないのであくまでも伝聞)


どうせ転売目的の連中によって主要アイテムは売り切れ→オークションサイトやフリマアプリ等で高値販売という例のルートで消費されるのだろうと思っていたし、もちろんそんな祭に加わる気もないので静観を決め込んでいた。しかも、この日は朝からみぞれ→雪の悪天候、店舗限定なので最寄りのGUには入荷しないため、わざわざ数駅離れた店舗まで行かねば実物を見ることすらできない。


こりゃあスルーかな。そう思っていたのだが、この日どうしても外に出なければならない用事があり、どうせ出かけたのだからと数駅先のGUに行ってみることにした。今回のコラボが店舗でどのくらい盛り上がっているものなのかを確認したいという気持ちもあったし、ちょうど6年ほど酷使したEASTPAKのデイパックがかなりくたびれてきたので新しいリュックが欲しいと思っていたところでもある。バッグはいろいろ手持ちがあるのだが、両手がフリーになるリュックの使い勝手の良さを最近あらためて実感していたものの、UNIQLOや無印のリュックはいまひとつ買う気がしない。GUKJの黒リュックの実物を見て、素材やサイズ感が良ければ買ってもいいか、くらいの気持ちだった。


のんびりお昼を食べて午後1時過ぎに店に到着。郊外の巨大モール内に入る店舗のためか、あるいは悪天気のせいか、メンズはほぼ全アイテムが揃っていた。当然ながらキービジュアルにもなっているブルーのデニムジャケットはメンズ、ウィメンズともに在庫なし。そもそもデニムジャケットは買うつもりがなかったので、それは一向に構わない。


メンズのデニムジャケットは黒のSサイズと白のMLが各一着ずつ残っていたので、試しに白のMを着てみた。あれ、これなかなかいいんじゃないの? 白のデニムジャケットは、2990円で売られている現行品と素材も形も同じなのだろうが、KIM JONESと記されたシルバーの特注ボタン、胸ポケットのタグ、袖と背中の刺繍、ラベルが加わることで、随分と印象が変わる。ミスター・ガーキンと呼ばれるキュウリのキャラクター(あるレコードレーベルのためにデザインしたものだという)のワッペンはアイロンで貼るタイプなので好きな位置に付けられる。


私が最も気に入ったのは、白ボディに白の刺繍という点だ。パッと見はただの白ジージャン、よく見れば白の刺繍で文字が入っているというトリッキーさ。こういう分かりにくいアイテムはとても好みだ。現行のデニムジャケットにはない黒も良かったのだが、サイズがなかったのと、刺繍の色が好みではなかった。



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白のデニムジャケットは汚れそう、とも思うが、やや生成りがかった厚手のデニム生地は多少汚れても雰囲気が出そうな気もする。ちなみにワッペンは仮置きしてみただけで、まだ貼ってはいない。胸元に一点だけであればアリでは、と思っているが、なにしろインパクトがあり過ぎるので、あえて貼らないというのも面白いのではないだろうか。


そして、リュックも予想通りなかなか良かったので、七分袖の黒Tシャツとともに買うことに。Tシャツは、いわゆるGUクオリティではなく、ヘビーウェイトでしっかりしたつくり。フットボールシャツのデザインで胸元が切り替えしになっている。Mサイズでもほどよくゆったりしたシルエットで、フロントの文字はプリントではなくデニムジャケットやリュックと同様に刺繍で施してある。サイドにラインの入ったパンツも試着してみたが、いま履くにはスリム過ぎるかと思い、これはパス。


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結果的に購入したアイテムはすべて白と黒。ストリート寄りのアイテムはあまりガチャガチャとした色ではなく、白か黒ベースのものにするとオトナでも難なく着ることができると思う。そういう意味で今回のGUKJは、かつての裏原ブームに熱中したようなオトナたちも、チョイスするアイテムや組み合わせ方を間違わなければオトナっぽく着ることができるはず。「全部乗せ」みたいな過剰な着方をすると単におっさんが若作りしているようにしか見えないので注意が必要だが。


UNIQLOにしろGUにしろ、定価で買うのは結構久しぶりである(昨年のイネスのコーデュロイジャケット以来か)4月発売のUNIQLO&JWアンダーソンの春夏は前回の秋冬のようにアイテム数が多くないこともあって、買うとしても二、三点に絞り込めそうなので、その前に今の段階で予定外の出費をしてもまあいいか、という気持ちもあった。一応、服にかける予算というものを自分の中である程度決めているので、もちろんその範囲内で、ということではあるが。


どちらにしても、まずは実物を見て、着てみて、手持ちのアイテムとの組み合わせ等も考慮しながら選べばいいのだと思う。血眼になって、目を吊り上げて服を買うなんて楽しくもなんともない。ましてや自分が着るわけではなく転売目的で買って小金を稼ぐなんて空しいだけ。


公式サイトのスナップは、GU=ジーユー=自由を体現するように、多様な年齢・職業のひとたちが登場していて楽しい。




年齢・職業に関わらず誰でも入手できるのがUNIQLOなりGUの良さだから、あまり生産数や販売店舗を絞らないでもらいたかったとも思う。


というわけで、さっそく今日はヘビーウェイトビッグT・七分袖を着てリュックを背負い出かけた。


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ジージャンではまだ寒いので、ひとからプレゼントしてもらってちょうど10年経過したLeeのカバーオールジャケットを羽織り、七分袖Tシャツの下には無印良品のオーガニックコットンのハイネックシャツを着ている。このハイネックシャツ、50%オフで990円だったものだが、セーターやスウェットの下に着るとバランスが良く、かなり重宝している。靴はエンダースキーマ×ハルタの白のタッセルローファー(中古)、ボトムスはUniqlo U2017awのワイドフィットカラージーンズ。


ところで、あっという間に完売してしまったブルーのデニムジャケットは現行品の「BLUE 65」と同じ素材、形、色味だと思うのだが、このジャケットが出始めた頃(昨年の秋だったか)に店頭で見たものと、昨日GUKJを見に行った際に店頭で見たものとでは色味が違っているような気がした。単にウォッシュ加工に個体差があるだけの話なのかもしれないが、以前のBLUE 65はもう少し色落ちしていたような印象がある。


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しかし、この日、店頭にあった数着ともあまり色が落ち過ぎておらず、濃い色味が残っていた。あくまでも想像の域を出ないが、GUKJのブルーデニムジャケットを製造する際についでに追加生産したものだったりはしないのだろうか。もしそうだとすれば、この現行のブルーデニムジャケットは買いではないか。長年リーバイスのデニムジャケットを数着愛用してきた人間からしても、このデニムの加工は上出来だと思うし、フロントがリーバイスのセカンド、バックがファーストのいいとこ取りの形も巧みだ。というわけで、ピンクの刺繍が目立ちすぎて遠目にもそれと判別されてしまうGUKJのブルーのデニムジャケットは私なら決してチョイスしないが、いま現行のブルーのデニムジャケットにはちょっと気持ちが動いている。


※追記 結局、現行のデニムジャケットも買ってしまった。やれやれ。



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by sakurais3 | 2018-03-22 23:25

ライター・さくらい伸のバッド・チューニングな日々  Twitter saku03_(さくらい伸) お仕事のお問い合わせ等はメールにて sakurais3@excite.co.jp


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