H&M×THE WEEKND

人生何事も「はじめて」というのは心躍るものだ。たとえそれが、ささやかな買い物だったとしても。

何を隠そう、先日はじめてH&Mで買い物をした。私のTwitterを見ているひとは既にご存知かと思うが、3月頭に発売されたH&MとR&BシンガーのTHE WEEKENDのコラボアイテムを買ってしまったのである。





いや、「しまった」ということもないのだが、何しろこれまでH&Mに一度も足を踏み入れたことはなく、それは何故かと問われても「なんとなく自分のテイストではないので」としか答えようがなく、スラッシャーのロゴをパロッてロゴのデザイン通りに炎上したことも記憶に新しく、近場に店舗がないことも手伝ってついぞ足が向くことはなかった。

たとえばジャスティン・ビーバーとのコラボ等もニュースとしては知っていたが、どうも北関東あたりでヤン車転がしてる方々が好みそうなデザインだな、くらいの印象しかなかった。THE WEEKENDは2011年に発表されたフリー音源の『House Of Balloon』で「お!?」と思い、近作はspotifyで繰り返し耳にしていたが、H&Mとコラボするというニュースを目にし、これはちょっと気になるなと思っているうちにいつの間にか発売開始日を過ぎていて、オンラインでは目ぼしいアイテムは完売、都内の店舗でもあっという間に売り切れという話を聞き、なかばあきらめかけていた。

が、武蔵村山のイオンモールに入る店舗に結構残っているという噂を聞き、さすがに武蔵村山にはTHE WEEKENDの威光も届かないのかと面白くなり、立川駅から直通のバスが出ていることもわかったのでサクッと行ってみた。これまた初・武蔵村山。初・イオンモールむさし村山。『ドキュメント72時間』の群馬・伊勢崎のフードコートの回を思い出さずにはいられない空間を歩きH&Mへ。

確かに「SPRING ICONS SELECTED BY THE WEEKND」(というのがコラボの正式名称だ)はほぼ全アイテム残っているようだった。普通に考えればTHE WEEKENDのレーベルXOのロゴが目立つスウェットやパーカーなどを選びがちなところ、オトナゆえにあえてそういう分かりやすい&ガラ悪そうに見えるアイテムは避けて、胸に同系色のXOのロゴが一カ所だけ入ったボマージャケットと、この下に着ることを想定してつくられたであろう同系色の無地のパーカーをチョイス。

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ネットの写真では黒かグレーに見えたボマージャケットは、光の当たり具合で落ち着いたオリーブに見える。そして、安物のMA-1などにありがちなテラテラした光沢ではなく、ラグジュアリー感のある質感で、袖と裾のリブもきつすぎず、シルエットも綺麗。これで税込み4990円。パーカーは、斜めに入ったポケットも絶妙で、生地も厚すぎず、インナーとして着ることを想定しつつ、立体的なつくりなので一枚で着てもサマになる。色は、ボマージャケットになじむダークなオリーブ。これも写真ではなかなか色味が分かりづらい。2990円。

ボマージャケットもパーカーも、自分のテイストではないかなと一瞬躊躇したものの、試着してみると想像した以上にしっくりきた。単色、ロゴなし(またはロゴが目立たないデザイン)はオトナの着用にも十分堪えうる。妙な先入観はよくないとあらためて思う。ただし、下にデニムやスウェット、スニーカーを合わせてしまうと子どもっぽくなるので、ウールライクなパンツに革靴を合わせたい(H&M×WEEKNDのパンツでももちろん良いが、ユニクロのイージーアンクルパンツ・ウールライクでも良いだろう)。

ボマージャケットは、はっきり言ってUniqlo U 2017ssの一番人気のコーチジャケットよりも全然良いと思う。とはいえ、これでH&Mのヘビーユーザーになるかというと、それはどうだろう。たまたまこのコラボアイテムが良かったというだけの話かもしれない。いずれにしても、これは手に入れることができて良かった。 

平日昼間のイオンモールは、たいへん平和であり、同時にディストピア感もある。個人的には長居したい場所ではないのでフードコートでカレーうどんを食べてそそくさと立川行きのバスに乗り込んだ。






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by sakurais3 | 2017-03-16 15:28

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