Oh,My Woman&スターマン

連休最終日の夜に菊池亜希子ムック「マッシュ」を読むしあわせ。



満島ひかりとじゃれあうページが楽しすぎる。
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こういうやりたい放題(のように見える)ムックを定期的に出せるポジションには誰もがつけるわけではない。




見続けてきたドラマが軒並み最終回を迎えている。

「スターマン この星の恋」は、正直、途中から有村架純見たさで見続けていた(ひとによっては「あまちゃん」の「ずぶん先輩」こと福士蒼汰見たさに見続けていたことだろう)。

3人の子どもを抱えた田舎に住むシングルマザーの元にある日突然星の王子様が落ちてくる。しかも、無条件で自分のことを受け入れてくれて、子どもたちとも仲良くなってくれて、本当は宇宙人らしいんだけど見た目は年下のイケメンで…という三十路女にとって超都合のいい少女マンガ的ファンタジーを超細かいカット割でアニメーション的に描いていてそれなりに面白く見てはいたものの、「はらちゃん」を書いた岡田惠和にしては今一つ冴えないなあなどとも思っていた。

第1話のラストに「最終回までいっき見せ」と称して「紅白歌合戦」が終盤でやるみたいに細かく切り刻んだ全話のダイジェストを流したり、最終話に近くなる回からは、CM前に画面の左右に視聴者の賛否のコメントがテロップで入るという、およそドラマ的ではない手法を採り入れるなど、あたらしい試みをいろいろとやっている点はユニークだったが、それとドラマそのものの評価はまた別の話だろう。

そんななかで、有村架純演じる祥子のエピソードがいちばん面白かったし、むしろそこしか見ていなかった。

「Oh,My Dad!」は、いい歳して夢にすがって生きている新海(織田裕二)が実に情けなくって、その「純粋さ」ゆえに周りの人間および自分自身をも不幸にしていることにすら気づかない客観性のない男なのだが、この時代にそんな不器用な奴もそうそういないので、むしろ魅力的にも思えてしまう、というあたりがドラマ的魔法だ。

「織田裕二主演のシングルファーザー物」という、決して魅力的とは言い難いお題をここまでのドラマに仕立てた脚本の安達奈緒子および演出チームの手腕は見事だと思う。家族という「最小単位の社会」の話と、自身の研究をビジネスとしてどう社会の規範に乗せていくのかという話を同時並行で描いていて、各エピソードの盛り込み方も巧みだ。子どもが保育園などでぶち当たる悩みと新海パパが仕事でぶち当たる悩みがシンクロしていくあたりもうまい。

最終回まで見てよかったと素直に思える、充実のドラマだった。

「Woman」は、冷静に考えれば、いろいろ深刻な問題を棚上げしたまま終わってしまったようにも思えるが、見ている間のテンションの高さは今期一ではないだろうか。

満島ひかりと二階堂ふみのみメソッド演技で田中裕子や小林薫はオーソドックスな芝居をしている、というのは良く考えれば変なのだが、そういう意味では発声から何から最もオーソドックスな芝居をしているのは「チビ八重」こと鈴木梨央だったりする。



※ドラマの舞台となった鬼子母神界隈を聖地巡礼したときの写真。
ナマケモノさんの営むテーラーウエスギとして登場した関洋装店。
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鬼子母神と母子。
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鬼子母神の参道にある雰囲気のいいカフェ「キアズマ珈琲」にて。
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シングルマザーの生きづらさという問題から母と娘の確執をどう乗り越えるのかというテーマに移行していった感もあるが、坂元裕二が描きたかったのはあくまでも母と娘の話なのだろう。

そういう意味では、「スターマン」にしろ「Woman」にしろ、シングルマザーというのはあくまでも今風の設定以上でも以下でもないという印象だった。むしろ、片親で子どもを育てていくことの困難さ(そしてそこに生まれる親密性)をきちんと描いていたのは実は「Oh,My Dad!」だったのかもしれない。

「半沢直樹」は、東京編に移ってからは録画したままいまだに見ていない。もちろん見ればそれなりに面白いのだろうが、なんとなく見るのを躊躇している自分がいる。うまく理由を説明できないのだが。



ローソン限定・銀座ライオンビールがうまい。
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by sakurais3 | 2013-09-24 01:59

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