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リメンバー・パールハーバー(違う意味で)

師走ということばに違和感がある。

まがりなりにも師と仰がれるひとが、年の瀬だからといってそんなに忙しいかあ?と思うのだ。年の瀬に忙しく走り回る時点で師じゃねーんじゃねーの、と。

ま、本来どっしり構えてるはずの師ですら慌ただしいって意味なのだが。

で、こちらは師でもなんでもないので、走り回るしかない年末なのであった。

先日インタビューした堺雅人さん、板尾創路さんの原稿を書き上げ、来年発売の単行本のゲラ校正をし、来週インタビューする予定になっている某女優の主演作のDVDを見たりしているうちに、今日はもう12月8日である。

カルチャー史的にはジョン・レノンの命日ということになるが、日本史的には日本がアメリカにケンカを売った真珠湾攻撃の日。これによって、日本は戦争に突入することになる。良くも悪くも日本の歴史が大きく動いた日と言えよう。

最近の調査では、真珠湾攻撃は日本の不意討ちではなく、アメリカはその可能性を把握していたとの報告もある。68年経ち、ことの経緯を知る人びとがこの世を去りつつある今、あの戦争の本質を知るラストチャンスとも言える。

もちろん戦争についてなど考えたくはないし、できればハッピーなことだけを考えたいのだが、日本全体が強大な熱狂に包まれ、洗脳され、勝利を疑わなかったあの戦争とは何だったのかを考えることは、日本人の精神性を考える上で、とても意味がある。ヘタをすると、また同じことを繰り返し兼ねないのだ日本は。

目に見える戦争ではなく、さらに深く静かに日常の隙間に潜行する「長いものに巻かれろ」スピリッツ。誰かにバッシングされることを恐れバッシングするほうに回りたがる精神構造。

そういった諸々を考える上で、先の戦争(次はないと信じるが)についての「感情的ではないディティール」を知りたいという気運は高まっていると思う。

先日、たまたま広島県呉市の(戦艦)大和ミュージアム館長の戸高さんにインタビューする機会があったこともあり、まぁなんだかいろいろ考えさせられる今日このごろなのである。坂の上の雲やら竜馬やらに視点をズラすのもいいが、クサいものにフタは危険だとも思われ。
by sakurais3 | 2009-12-08 20:16

ライター・さくらい伸のバッド・チューニングな日々  Twitter saku03_(さくらい伸)


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